【新・内科専門医試験対策】まずやるべき問題集はこれだ!

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こんにちは

今回は2020年7月に行われる第1回内科専門医試験対策について紹介します。

【新・内科専門医とは】専門医制度や取得条件を解説
こんにちは 今回は2016年卒業以降の内科医師が直面する新・内科専門医制度について解説したいと思います。 主に、今後内科を志望する医学生、研修医のみなさん向けの内容です。 新・内科専門医とは? 2016年卒業以降の医師で内科...

第1回内科専門医試験 対策

「何から手をつけていいか分からない」そんな方にまずお勧めなのはこれ

過去問題集

日本内科学会から出版されている

日本内科学会 認定内科医試験 総合内科専門医試験 過去問題集」第2集 です。

これは、2018年度の認定内科医試験問題が190題、総合内科専門医試験144題の計334題が収録されています。

簡単な解説もついていますが、各選択肢について詳細には記載されていませんので、分からない部分は自分で調べる必要があります。

この問題集のメリット
①認定内科医試験、総合内科専門医試験の過去問を知ることができる唯一の問題集であること。

これまで内科認定医、総合内科専門医試験ともに過去問は公開されていませんので、この問題集をまず買うことは相手を知るためには必須だと思います。

②第1回内科専門医試験に出題される問題のレベルを感じることができること。

この問題集を解く、認定内科医試験の問題レベルと総合内科専門医の問われる知識のレベルが異なることが伺えます。(当たり前ですが)

第1回内科専門医試験の難易度は、これまでの認定内科医試験と総合内科専門医試験の難易度の中間といわれていますので、どの程度の問題レベルが出題されるかが問題集を解くことで分かります。

内科専門医を合格するには認定内科医試験の問題レベルは落とせないものが多く、総合内科専門医試験の問題も受験前までには6割程度正解していないと合格は難しいと思います。

334題なので頑張れば数日でこなすことができます。

デメリットは薄めの問題集ですが税込6000円と少し高めであること、解説がさらりとしか書いてないことでしょうか。

同様に過去問題集の第1集も出版されていますが、2016年の過去問題と少し古く、解答のみで解説が載っていないため買うのであれば第2集のみで良いでしょう。

セルフトレーニング問題

問題集が終わった後に、次に解くべきであるのが

セルフトレーニング問題 2020度verです。

日本内科学会が、認定内科医や総合内科専門医資格の更新などのために毎年だしている問題であり、最新は2020年度のものです。

全50題と解きやすく、値段もWeb版が2000円(税込)、マークシート版は3000円(税込)です。

Web版を購入しましょう。

最新のTopicの問題が収載されていること、問題数が絞られており、値段も安く、忙しい内科医でも全部解き切れる可能性が非常に高いことがとても重要です。

総合内科専門医予想問題集

過去問題集やセルフトレーニングを終えた方に、次にお勧めなのが

クエスチョン・バンク総合内科専門医試験 予想問題集 vol.1(第1版)

  • 出版社 : メディックメディア; 第1版 (2016/7/15)
  • 発売日 : 2016/7/15


クエスチョン・バンク総合内科専門医試験 予想問題集

クエスチョン・バンク総合内科専門医試験 予想問題集 vol.2

  • 出版社 : メディックメディア; 第1版 (2017/7/14)
  • 発売日 : 2017/7/14


クエスチョン・バンク 総合内科専門医試験 予想問題集 vol.2

これは、総合内科専門医試験用につくられた予想問題集です。

医師・医学生なら今まで何千問も解いたであろう、あのクエスチョンバンク(QB)です。

出版がvol 1が2016年 vol 2が2017年とやや古いですが、どちらも500ページ弱とボリュームは多く、丁寧な解説とイヤーノートと連携しているため復習がしやすいです。

vol1のみ、またはvol2のみでも全出題分野の問題を網羅することができるので、必ずしも2冊やり切る必要はありません。

しかし1冊やり切るにも問題量が多いため途中で挫折してしまう可能性があり、一番最初の対策問題集に選んでしまうと中途半端な対策しかできない危険が伴います。

THE内科専門医問題集

総合内科専門医QBと同列(かやや劣る)な予想問題集として

新・内科専門医試験のために2021年4月に「THE内科専門医問題集1&2」が出版されました。

  • 出版社 : 医学書院 (2021/4/12)
  • 発売日 : 2021/4/12


THE内科専門医問題集1


THE内科専門医問題集2

特徴は、試験において重要である出版年度が新しい問題集であること、各分野を代表する若手医師-教授陣がこの本で問題を作成していることです。

ページのレイアウトや、問題の解きやすさ(問題のページの裏のページに解答がある)、Webでも問題集を解くことができるなど種々、考え抜かれた問題集だと感じました。

ただややマニアックな問題や、誤字や間違いが散見されるのが少し残念でした。

値段もどちらも7480円(税込)と高い上、どちらの問題集も購入しないと出題全分野をカバーすることができないので試験対策をするならば2冊購入で14960円の出費です。

QBより新しい予想問題集を解きたい人、執筆者に尊敬する人がいる!など、過去問・セルフトレーニング問題・QBも終わって暇でしょうがないと言う人には持ってこいです。

試験合格率は高い?

内科専門医試験はJ-OSLER制度で必要症例、病歴要約を突破しは専攻医のみが受けられるため、合格率は比較的高くなるのでは(8-9割)と予想しています。

上記で紹介した、過去問題集や予想問題集を駆使して第1回内科専門医試験を皆で突破しましょう。

内科専門医取得以降のサブスペシャリティについても以前の記事で解説しています。

ではまた次の記事で!

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