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医師国家試験・CBT 受験ガイド

確認日 2026.11.05著者: 駆け出し内科医・駆け出し産業医

第121回医師国家試験(2027年2月)と、臨床実習前の共用試験CBTのガイドです。2025年4月以降に卒業する人はCBTの合格が国試の受験要件になりました。日程、合格基準、直近の合格率、医療倫理と計算問題の位置づけをまとめました。

第121回医師国家試験(2026年度)

実施厚生労働省(医師法第10条)。2026年7月1日告示
試験期日2027年2月6日(土)と7日(日)
試験地北海道、宮城、東京、新潟、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡、熊本、沖縄の12か所。会場は受験票送付時に案内
受験資格大学で医学の正規の課程を修めて卒業した者(2027年3月9日までに卒業見込みの者を含む)。2025年4月1日以降に卒業する者は共用試験(CBT)の合格が要件
出願期間2026年11月2日(月)から11月30日(月)。郵送は11月30日の消印まで有効
受験手数料15,300円(収入印紙)
受験票2027年1月上旬に発送
卒業証明書卒業見込みで出願した人は2027年3月9日(火)午後2時までに提出。提出がないと受験は原則無効
合格発表2027年3月16日(火)午後2時。厚生労働省ホームページに受験地と受験番号を掲載

問題の構成と合格基準

2日間で400問です。必修問題が100問(一般問題50問と臨床実地問題50問)、必修以外の一般問題と臨床実地問題が300問です。合格基準は回ごとに合格発表時に示されます。第120回(2026年2月実施)の基準は次のとおりでした。

区分配点第120回の合格基準
必修問題一般問題1問1点、臨床実地問題1問3点の200点満点160点以上(8割)
必修以外の一般問題と臨床実地問題各1問1点の300点満点224点以上
禁忌肢選択数が3問以下

必修問題の8割は固定の基準で、必修以外の基準点は回ごとに変わります。禁忌肢は、選ぶと患者に重大な不利益を与える選択肢で、知識があっても見落とすと不合格になります。医療倫理、インフォームド・コンセント、守秘義務、医師法と医療法の規定は、必修問題と禁忌肢の両方に関わる領域です。

合格率の推移

回実施受験者合格者合格率
第119回2025年2月10,2829,48692.3%
第120回2026年2月9,9809,13991.6%(新卒 94.7%)

第120回では出願者10,244人のうち受験者9,980人、新卒者の合格率は94.7%でした。例年9割前後で推移していますが、既卒者の合格率は新卒者より大きく下がります。

共用試験CBT

実施公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)。各大学が臨床実習前(多くは4年次)に実施
公的化2023年度から医師法に基づく試験になり、2025年4月1日以降の卒業者は合格が医師国家試験の受験要件。合格者は臨床実習で医行為を行う資格(Student Doctor)を得る
問題数320問。60分のブロックが6つで、ブロック内の出題順はランダム
合格基準IRT標準スコア396以上。正答率ではなく、項目応答理論で問題の難易度を補正したスコアで判定される
実施時期大学ごとに異なる。8月から翌年3月の間に設定される大学が多い
あわせて必要なもの臨床実習前OSCE(診療技能の実技試験)にも合格する必要がある

CBTは公的化で合格基準が全国統一になりました。出題範囲は基礎医学から臨床医学、医療倫理、公衆衛生まで広く、国試より基礎寄りです。医療倫理の宣言(ジュネーブ、ヘルシンキ、リスボン)や研究倫理は、CBTと国試の両方で問われます。

学習の進め方と本の使い分け

このサイトの本は、国試とCBTの全範囲を扱うものではなく、独立した対策が必要で点差がつきやすい2つの領域に絞っています。

領域なぜ別枠で対策するか使う本
医療倫理宣言、法律、指針の名前と中身が似ていて混同しやすい。必修問題と禁忌肢に関わる医療倫理(宣言・法律・事件から読み解く重要論点と例題)
計算問題統計、公衆衛生の指標、腎機能、血液ガス、輸液など、公式を知っていれば確実に取れる計算問題100

どちらも、CBTの段階で一度固めておくと、国試の直前期に時間を取られずに済みます。

公式サイト(一次資料)

このページの日程、手数料、合格率などの数値は、上の公式サイトの記載を 2026.11.05 に確認したものです。年度ごとに変わるので、出願の前に必ず原典で確認してください。誤りに気づかれた方はお問い合わせからお知らせください。

このページは試験対策のための情報で、受験資格の有無や出願の可否を保証するものではありません。最終的な判断は実施団体の案内に従ってください。