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喘息専門医試験 受験ガイド

確認日 2026.11.05著者: 駆け出し内科医・駆け出し産業医

日本喘息学会が認定する喘息専門医の試験ガイドです。年1回、2月に東京で行われる筆記試験で、出題は喘息予防・管理ガイドライン(PGAM)の表と数値が中心です。2026年度の日程、申請資格、合格率、出題の形をまとめました。

試験の概要

認定団体一般社団法人 日本喘息学会
申請資格医師免許取得後7年以上の臨床経験、学会員であること、学会所定の研修カリキュラムの修了、学術大会または気道アレルギーセミナーへの2回以上の参加。基本領域は内科と小児科で、耳鼻咽喉科などの医師は喘息診療の実績を確認したうえで申請できる
試験の形年1回の筆記試験(東京)
審査料10,000円。認定後の専門医認定登録料は30,000円
更新5年ごと。学術大会3回以上の参加と30症例の提出
合格基準公表されていない

2026年度の日程

区分日程
申請書類の受付2026年7月20日から10月31日(消印有効)
書類審査結果と受験票の送付2026年12月下旬
試験日2027年2月7日(日) 東京(TKP東京駅大手町カンファレンスセンター)
結果発表2027年3月下旬

日程と要件は年度により変わります。必ず学会サイトで確認してください。

合格率

年度受験者合格者合格率
2023年度32人29人90.6%
2024年度79人78人98.7%
2025年度83人83人100%

合格率は高い試験ですが、受験者が年ごとに増えており、出題もPGAMの改訂に合わせて更新されます。合格率の高さに安心せず、PGAMの表の数字を確実にしておくことが対策の中心になります。

出題の形(著者の受験の所感から)

著者が受験した回では、問題は五者択一の40問、試験時間は90分でした。マークシートは成人喘息、総論・基礎、併存症・合併症、小児喘息の4つの区分に分かれ、各10問の構成でした。この構成は当日に初めて分かるもので、事前に知っているかどうかで勉強の配分が変わります。

問われ方は、PGAMの表と図の数字と注釈がそのまま選択肢になる形が中心でした。質問票の満点とカットオフ、薬剤の適応年齢、検査のカットオフ値、合併症の正誤。図を見て答える問題(フローボリューム曲線)もありました。知識として難しいものは多くなく、PGAMの該当箇所を読んでいたかどうかで決まる問題が大半です。ただしPGAMは本文だけで100ページを超え、どの表のどの数字が問われるのかは読んだだけでは見えてきません。

PGAM2026の読み方

PGAM2026は2026年8月に刊行された改訂版で、2024年版からの変更点は巻頭の「主な改訂ポイント」に一覧されています。新規項目は、生物学的製剤使用のためのロードマップ、喘息の疫学と喘息死、咳嗽と喀痰、胃食道逆流症、声帯機能不全/誘発性喉頭閉塞症、患者管理に活用できるアプリ、日本アレルギー協会の助成制度、索引です。新設項目と変更点は出題者の関心が高い部分と考えて優先的に読んでください。

優先して読む表は、問診チェックリストと診断アルゴリズム、FeNOの解釈と気道過敏性検査のメタコリン濃度、臨床的寛解の基準、ICS換算表、重症度判定基準、生物学的製剤一覧、急性増悪の重症度と治療薬の注意事項、JESRECスコアとFSSG、ABPMの診断基準、EGPAの診断基準と分類基準、N-ERDの薬剤選択です。

学習計画の例

残り期間進め方
2か月1週目から4週目で40論点を1日1から2論点ずつ解く。解説を読んだらPGAMの該当章を開いて表を確認する。5週目から6週目で間違えた問題だけ解き直し、7週目でPGAMの改訂ポイント一覧を通読、8週目で直前整理を暗記する
1か月専攻外の3領域(30論点)を1日2論点ずつ2週間で解く。3週目に専攻領域の10論点と間違えた問題、4週目に直前整理とPGAMの優先表を見直す
2週間各論点の要点の表と覚え方だけを1日3から4論点ずつ読み、問題は解説から先に読む。最後の3日は直前整理の数値だけを繰り返す

公式サイト(一次資料)

このページの日程、手数料、合格率などの数値は、上の公式サイトの記載を 2026.11.05 に確認したものです。年度ごとに変わるので、出願の前に必ず原典で確認してください。誤りに気づかれた方はお問い合わせからお知らせください。

このページは試験対策のための情報で、受験資格の有無や出願の可否を保証するものではありません。最終的な判断は実施団体の案内に従ってください。